2025年01月23日
物流ソリューションの価値提供領域のさらなる拡大に向けて
今後、労働人口減少は加速し、トラックドライバーさまのみならず物流のあらゆるプロセスで人手不足の深刻化が想定されます。その一方で、価値観の多様化に伴い、サービスや商品のパーソナル化が進むことで「多品種・少量生産・少量販売」が増加し、物流のオペレーションはより複雑になっていく可能性があります。
このようななかでも、「必要なモノを必要なトキに必要なヒトへ届けつづける」ためには、未だかつてない圧倒的な生産性を備えた物流ネットワークが必要になると考えています。
そこでPALTACは、物流ネットワークにおける「なくてはならない存在」になるため、過去から徹底的に効率を追求してきた物流センターの生産性を、ダントツNo.1に高める新物流モデルの開発を進めていきます。これまでに培ったノウハウや生み出したソリューションに加え、食品物流など新規領域におけるノウハウの蓄積、競争や業界の壁を越えた配送網の構築を進めることで、カテゴリや業種の壁を超えて物流の価値提供領域を拡大していきたいと考えています。
株式会社薬王堂さまとの協働で、非食品(化粧品・日用品などPALTAC取り扱いカテゴリ)と食品の一括物流に挑戦しています。PALTACにおける売上の約6割を占めるドラッグストアでは、生活者ニーズの高まりから食品の取り扱いを拡大しています。非食品と食品の一括物流により、配送に要する人手やトラック台数および二酸化炭素排出量を2~3割削減し、配送費の削減やホワイト物流の推進につなげるとともに、PALTACが持つカテゴリ納品(※)等のノウハウを食品に展開することで、店舗における陳列作業の効率化を図っていきます。また、この取り組みを通じて、食品における物流の特性や効率的な運営ノウハウなどの知見獲得に努め、物流の価値提供領域の拡大につなげていきます。