2024年03月25日
PALTACとオークラ輸送機との技術提携による、段ボール自動開梱装置の製品化・販売のお知らせ
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製造や物流の現場では、段ボールケースで入荷した材料や製品を取り出す開梱作業は自動化が遅れているエリアとなっています。例えば物流倉庫のピッキング現場では、人がカッターナイフで天面のテープを切断しながら開梱し、ケース内の物品を取り出します。作業は単調なうえ、誤って手を切ったり、中の物品を傷付けたりすることもあります。しかも、量が多い場合は数多くの人手が必要となります。
PALTACは、この重労働ともいえる開梱作業を機械化するため20年以上前から独自に研究開発を進め、自動開梱装置を自社の物流センターに導入してきました。
PALTACは、導入後も継続して研究開発を進め、より多種多様なサイズや形状のケースの開梱に対応できるロボットハンドを用いた新しい自動開梱装置の開発に成功し、物流センターで実用化しています。この成果を踏まえ自動化を検討している他企業へも幅広く提供し、自社のみならず業界全体へ貢献したいと考えていました。
一方、オークラ輸送機には、段ボールの自動開梱装置を導入したいという要望が数多く寄せられており、多種類の段ボールケースにきめ細かに対応できるPALTACの技術に注目していました。そこで今般、両社の想いが一致し、PALTACが持つ技術・ノウハウをオークラ輸送機が製品化し市場投入することに合意したものです。