Interview
卸の役割は、”医薬品を
届けること”だけではない
薬剤師職 2012年度
新卒入社 I.Y
身近な一般用医薬品を通して、
社会に貢献する
大学に進学するまでは、薬剤師と言えば病院や薬局で働くイメージしかなかったのですが、就職活動を進めていく中で、意外に幅広いフィールドで薬剤師が活躍していることを知りました。そして薬剤師の仕事として他にどんな業務があるのかをもっと知りたいと思い、様々な会社の説明会に参加していたところ、偶然にPALTACと出会いました。世間ではセルフメディケーションへの認識が広まってきており、そのような時代にあって、PALTACが一般用医薬品を全国各地で多くの方にお届けしている会社であることに魅力を感じました。一般用医薬品はドラッグストアに行けば誰もが手に取り、購入することができる医薬品です。そんな最も身近な医薬品を取り扱う会社で、薬剤師としてセルフメディケーションという側面から社会に貢献する仕事がしたいと思い、入社しました。
医薬品のエキスパートとして
社内外に“橋を架ける”存在
私が所属している薬事管理部の主な業務は、医薬品を適正に管理するための運用方法を他部署と一緒に考え、全国の物流センターに展開させることや、社員に対する薬事研修の実施、各拠点の業務支援などです。現在、私は社内向け研修資料の作成を担当。営業、物流部門の社員に対して薬機法や医薬品に関する知識向上を目的とした研修を実施しています。それと並行して、物流センターにおいて医薬品在庫の管理状況を自動チェックする仕組みを作っています。また、新しい物流センターを稼働させるときには、物流開発チームが導入したいと考えている最先端の技術と、現行の法律との間で調整を図らなければなりません。法律は古いものだと数十年前から変わっていないものもあり、法的な問題で最新技術を活かすことができない場合も多くあります。そんな中で、行政からの理解を得ながら、物流開発チームも含めたPALTACとしての目標を達成させることも重要です。
法律の枠だけでなく
多角的に物事を捉えられる薬剤師を目指して
法令を遵守しながら、前例のない取り組みを実現させるためには、法律の知識があるだけでは不十分です。社内外を問わず、最先端の物流やシステムなどの幅広い分野について知識を身に付け、将来を見据えたプランを考えることが大切です。そのため、広い視野を持って多角的に物事を捉える必要がありますが、今の私には足りない部分だと感じています。まずは社内外や業界への視野を広げて、単なる法律知識の情報発信で終わるのではなく、行政に働きかけながら新規のプロジェクトを実現させるための指針となるようなプランを提案できる人材になりたいです。当社が一般用医薬品を取り扱うようになって十数年が経ち、今では北海道から沖縄まで全国各地にお届けしています。セルフメディケーションの重要性が増す中、ただ商品をお届けするだけでなく、正確な情報をお届けする役割が求められています。そのため、社員の一般用医薬品や薬機法に関する知識をさらにレベルアップしていきたいと思っています。
1日のスケジュール
9:45
メールと業界ニュースのチェック。医薬品業界のニュースや法令の変更通知が出ていないかなどを確認
10:15
新しい物流センターの稼働時や、医薬品の取り扱い方に変更が発生した場合、行政に申請。その際、行政に対してセンターの概要や適切な管理の方法を相談した上で申請を実施
12:00
13:00
小売業様に提供する資料や、小売業様が店頭で使用する広告文書が薬機法に抵触していないかを確認
13:30
営業・物流社員などの医薬品知識習得のため、定期的に研修を実施
16:30
※育児休暇から復帰。現在、時短勤務
オフの過ごし方は?
以前は、仕事が終わってからご飯やテニスサークルに行き、休日は旅行や買い物に出かけることが多かったのですが、子供が産まれてからはオフの過ごし方が大きく変わりました。平日、仕事で一緒にいられる時間が短い分、休日は2歳になる娘との時間を大切にしています。娘は食べることと身体を動かすことが大好きで、お花見やピクニック、BBQに川遊び(休憩タイムはとうもろこしで一息)と季節感のある過ごし方が多くなりました。大人になってからは、そういった機会が減っていたので懐かしく、とても清々しい気持ちになれて、リフレッシュできます。また、言葉を覚え始めた娘の言動がおもしろく、注目する日々です。最近は毎日のようにお友達の写真を見て、何度も「りょーまくーん♡」と呼び、その隣で旦那がソワソワしています。