トップメッセージ

投資家の皆様へInvestor

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
2023年6月23日付で代表取締役社長を拝命いたしました吉田拓也でございます。


私たちは、本年6月に経営陣の大幅な若返りを図りました。事業環境が加速度的に変化する中においても会社が発展し続けるためには「破壊と創造」とも言える企業変革が必要と判断し、既存の枠に捉われない新たな発想で変革に挑戦するというPALTACの意志を表したものでございます。
このような背景のもとバトンを受け取った私の使命は「不易流行」の精神で事業運営の指揮を執ることだと考えております。過去から一貫して大切にしてきた「流通を通じて、人々の豊かで快適な生活を実現する」という想いや「誠実と信用」「進取の気性」「三方よし」といった考え・企業精神はしっかりと継承し、今後においても事業運営の根幹に据えてまいります。その上で、AIなどデジタル技術の発展や、気候変動、人手不足、原材料・エネルギー価格の高騰など、外部環境のめまぐるしい変化に対応するため、新たな発想で将来を見据えた企業変革に挑戦し、社会とともに力強く成長できる会社へと進化させてまいる所存です。


現在、私たちは3か年の中期経営計画「PALTAC VISION 2024」の下、中間流通プラットフォーマーとしての「機能強化」、流通全体の「連携・協働」をテーマに、課題解決に向けて取り組んでいます。コロナ禍が始まって以来、ウイルスとの闘いのなかで事業活動を行う厳しい日々が続きましたが、感染状況の落ち着きとともに感染症法上の分類も引き下げられ、人々の行動が活発化するなどコロナ前の日常を取り戻す明るい動きが見えています。


前事業年度(2023年3月期)におきましては、重要性を増す関東エリアの生産性向上と出荷キャパシティ拡大を目的とした先行投資として「栃木物流センター」を新設いたしました。これに伴う一過性費用の影響により、営業利益は減益となりましたが、生活者ニーズを捉えた新規商材の取扱強化や魅力的かつスピーディーな売場づくりなど、当社機能を活かした販促活動に注力した結果、売上高は過去最高を更新することができました。高効率な新物流モデルを導入した「栃木物流センター」は2023年2月より順調に稼働しており、中長期的な成長に向けて高効率物流網の出荷キャパシティを拡大したほか、1社単独では解決できない社会課題の解決に向けては、他企業様との連携・協働による新たな取り組みも生まれており、持続可能な流通網の構築に向けて着実に前進しております。


当事業年度(2024年3月期)におきましては、中期経営計画「PALTAC VISION 2024」の最終年度となります。まずは計画に沿った重点取り組みを着実にやり遂げ、企業価値の向上を図るとともに、新たな成長ステージに向けて、将来の展望や事業計画の策定を実施してまいります。デジタル分野をはじめ新たな事業領域への挑戦や、人財への投資を強化するなど、中間流通プラットフォーマーとしての価値向上に努め、サプライチェーン全体のさらなる最適化・効率化を通じて社会課題の解決に貢献し、持続的な成長を実現してまいります。


株主様をはじめステークホルダーの皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申しあげます。


※中期経営計画の詳細につきましては、こちらをご覧ください。

コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方corporate governance

当社は、経営の透明性と健全性を確保しながら、企業価値を最大限に高めていくことを重視した取組みを行っております。
取締役会は、経営方針や法令で定められた事項、またその他経営に関する重要事項を検討及び決定するとともに、 業務執行状況の監督機関として位置付けております。
監査役は、取締役の職務執行について、適法性、効率性の観点から、厳正な監視を行っております。
また、業務全般にわたる適正な運営及び改善を目指し、計画的かつ全社的な内部監査を社長直轄の監査部が実施しております。
なお、当社は適宜行う質の高い情報開示こそがステークホルダーに対する責任を果たすことであり、 経営の透明性と健全性の向上に資するものと考え、情報開示に積極的に取組んでまいります。

その他、当社のコーポレート・ガバナンスに関する情報はこちらをご覧ください。