PALTACの取り組み

卸の枠を超え続ける PALTACにとっての当たり前は業界・社会の未来に

卸の役割と存在意義
「社会と暮らしを支える存在」

私たちが普段買い物をしているコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアには多種多様な商品が並べられています。
しかし、これらはメーカー様から直接届けられているわけではありません。
みなさんが日常生活で目にする商品のほとんどは、「卸」を通して店舗に届けられているのです。

卸はメーカー様・小売業様の間で、多種多様な商品やそれに関わる情報の交通整理を行い、その流れをスムーズにする役割を担っています。
みなさんの中には、「卸を飛ばしてメーカーから直接小売業に売って届けたほうが早いし安上がりなのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、中間に卸が入る方がメーカー様や小売業様の手間が省け、消費者の求める商品をより効率よく、かつローコストで全国の店舗まで届けることができるのです。
つまり卸は、メーカー様と小売業様の中間に位置して、必要とされる商品を必要な量、必要なタイミングで供給することを実現しているのです。
「欲しい商品が店頭にいつもある」。そんな豊かで快適な暮らしを支える社会的役割を卸は担っています。

卸、それは「当たり前の日常」、すなわち社会と暮らしを支える存在なのです。

日本全国の小売店に商品を提案・販売・お届けするためには、時間も手間もかかります。
また、それぞれの小売店と価格や数量、納期などのやり取りを個別にするのは非常に大変です。

各小売店ごとに何千社ものメーカーとやり取りするとなると膨大な数の商品を把握しなくてはなりません。
また、商品の注文や荷受にも時間がかかってしまい、従業員の業務量が非常に多い状態になります。

新商品が小売店に並ぶまでに時間がかかるために、CMは流れているにも関わらず購入できなかったり、小売店での取扱商品数が限られてしまうために好みの商品を選択できないといったことが起こります。

商品の提案・販売は、卸にまとめて行えば済み、商品のお届けも任せることでスムーズに全国の小売店に届けられます。

卸が間に入ることによって客観的な立場から、品揃えに関するアドバイスを受けることができます。また、複数のメーカーの商品をまとめて届けてもらえるため、1日に何度も荷受作業をする必要もありません。

常にタイムリーな商品が並ぶ小売店で、数多くの商品の中から自分の好みに合わせて選択、購入することができます。買い物自体が楽しいものになることはもちろん、豊かで快適な生活につながっています。

「当たり前の生活」を支え続けてきた
信頼と挑戦

PALTACは1898年に化粧品や化粧小物を扱う「おぼこ号角倉支店」として創業。現在に至るまで、志を共にした卸34社との経営統合や幾度かの商号変更を重ね、2015年に現在のPALTACへ商号変更しましたが、創業からずっと卸売業一筋で2019年には創業120年目を迎えました。

その歴史は、常に関わって下さる方々との信頼関係の積み重ねであり、また「既存のモノや考え方に捉われない挑戦」の連続でもありました。

1990年代に入って、全国展開を進める小売業様のニーズにスピーディーに応えるために、全国規模の卸へと成長。さらに、2006年からはそれまではなかった一般用医薬品の取り扱いを開始。「美と健康」に関わる商品を取り揃える事で、より幅広い提案ができるようになり、PALTACならではの複合提案が強みとなっていきました。
そして現在、信頼は積み重なり、1,000社のメーカー様・50,000店の小売業様とお取引をさせて頂くまでになりました。

PALTACは年間35億個もの商品を市場に供給しています。これを一人あたりに換算すると年間約30個もの商品を消費者の手元に届けている会社になります。
例えば、洗濯に使う洗剤や柔軟剤、石鹸やシャンプー・歯ブラシが店頭からなくなってしまったら・・・今ある生活がより良くなっていくことは決してないでしょう。あるいは、風邪薬や胃薬が売場からなくなってしまったら・・・体調が崩れたまま、辛い時間を長く過ごすことになるかもしれません。
私たちは、創業以来、今日まで「そこにある当たり前」を業界の最前線で支え続けてきました。販売会社でありながら、日常生活に欠かせない商品を日本で最も多く世の中に提供している、世の中に欠かすことのできないリーディングカンパニーとなったのです。

枠に捉われない「真の中間流通のカタチ」という
新しい路を創る

中間流通業はBtoBの取引を行う存在です。その中に位置するPALTACは一般的に知られている会社ではありませんし、多くの消費者にとってはその役割さえ知らない、そんな存在かもしれません。

それでも私たちは常に流通の繁栄を想い描き、人々の豊かで快適な生活を実現し続けることに、使命感を持っています。

これまで以上に社会・業界が変化するスピードが速くなっていく中、単に変化に合わせて対応するだけでなく、業界・社会に必要とされるような新しいスタンダードを生み出し続けることで、業界を牽引し続けることが、リーディングカンパニーであるPALTACに求められていることであり、より良い生活の実現こそが役割使命だと考えているからです。

この新しいスタンダードこそが、これまでの卸の枠に捉われない「真の中間流通のカタチ」という新しい路であり、現在の立場・考え方に捉われることなくその路を創るために、PALTACはこれからも挑戦し、変わり続けていきます。