環境における取り組み

PALTACは、人々の健康に貢献する企業として、環境保全に取り組んでいます。持続可能な社会を目指して、地球温暖化を防止し循環型社会を形成していくために、温室効果ガスの削減やリサイクルの推進などを行っています。これからも環境に配慮した活動を展開し、地球環境の保護に貢献していきます。

TCFDへの対応

私たちは、気候変動を重要な社会課題の一つと捉え、脱炭素社会の実現に向け、事業を通じた社会全体の環境価値向上に取り組んでいます。取り組みの一環として、2022年6月にTCFDへの賛同、及びTCFD提言に基づいた気候変動に関する情報開示を行いました。今後は、開示した情報を基にステークホルダーの皆さまとの対話を積極的に進め、対応策の検討・実施、さらなる開示の充実に努めてまいります。

*TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース):財務に影響のある気候関連情報の開示をどのように行うかを検討する為に設立された組織の名称。

物流業務における省エネへの取り組み

CO2削減のため輸送の効率化に取り組んでいます。具体的には物流センターからの配送車両について積載率の向上に向けて、物流拠点の集約や、配送ルートの見直しを実施しています。

その結果、改正省エネ法(2006年4月施行)の取り組みの基準であるエネルギー消費原単位の中長期的(2006年から2010年までの5年間)にみた年間低減目標1%/年を大幅に上回る低減をすることができました。

また、2010年には神奈川県の物流拠点の集約化によるCO2削減を目的とした事業が国土交通省、及び経済産業省より、グリーン物流パートナーシップ普及事業に認定されました。今後もメーカー様、小売業様を含めた流通の効率化、最適化を進めていきます。

■ PALTACエネルギー消費削減推移表

■ グリーン物流パートナーシップ普及事業イメージ図

消費電力の削減への取り組み

インバーター照明や人感センサーの導入、こまめな空調機フィルターの清掃の実施を推進し、消費電力の削減に取り組んでいます。また、今般の電力不足に対応するため、より一層の消費電力の削減に努めています。

  • ■ 照明器具(電球・蛍光灯)の間引き、撤去
  • ■ エレベーターの使用制限(3フロア以内は階段を利用)
  • ■ 長時間離席する際のパソコン電源OFF
  • ■ 館内自動販売機の消灯

など

「産業廃棄物マニュアル」を制定

流通企業として、「循環型社会形成推進基本法」をはじめとする関連法の理念に沿い、廃棄物の削減や適正処理を積極的に推進しています。
廃棄物の処理手順などについてまとめた「産業廃棄物マニュアル」を作成し、マニュアルに基づいた廃棄物処理を適法・適正に行っています。

■廃棄物処理の流れ

機密書類リサイクルシステムの導入を推進

天然資源の消費を抑制し、環境への負荷を低減する循環型社会の形成に向けて、再生紙のリサイクルを容易にするためにシュレッダーを削減し、機密書類リサイクルシステム(鍵付リサイクルボックス)の導入を推進しています。リサイクルボックスに投入された不要機密書類は、専門業者によって回収され、緩衝材などに再生されています。

■機密書類リサイクルシステムの仕組み

段ボール圧縮のリサイクル利用

大規模物流センター(RDC)では環境への取り組みの一環として、毎日大量に発生するダンボールケースを破材コンベヤで破材庫に集約し、破材機にて圧縮ダンボールにしています。(圧縮⇒結束⇒搬出 を自動化しています。) キューブ状に圧縮されたダンボールは、古紙業者により回収されトイレットペーパー等のリサイクル紙として甦ります。

ダンボールケース破材機(大阪 RDC堺)

ザ・コンシューマー・グッズ・フォーラム(CGF)への参画

The Consumer Goods Forumは、世界中の消費財の小売業様・メーカー様が結集する国際的な消費財流通業界団体です。会員企業がサステナビリティをはじめ非競争分野における活動を推進し、社会的・環境的課題の解決に取り組んでおり、当社も参画しております。